『スクール・オブ・ロック』 ロックis反骨精神
内田裕也さんも見たらきっと「うん、いい映画だね。あとロックンロール!」とおっしゃるであろう、リチャード・リンクレイター監督の映画『スクール・オブ・ロック』を紹介します。
個人的満足度:79/100点
あらすじ
ロックしようぜ!
ネタバレ無しおすすめポイント
①ジャック・ブラック
脚本家マイク・ホワイトはジャック・ブラックのためにこの『スクール・オブ・ロック』の脚本を書きました。ロックへの情熱で出来ている男:デューイ・フィンの役がジャック・ブラックに合わないわけがない!
②ロックンロール
私はこの映画でブラック・サバス*1を知りました。デューイ(ジャック・ブラック)が「このフレーズは知っているか?」と口ずさむのですが、問われる小学生達と同じ気持ちで「?」状態でした。
しかし、楽しめます! 他にもたくさんの有名ロックバンドの曲が使われます。(AC/DC,The Who,Deep purple,Led Zeppelin, 等、他にも多数!)
‘最後’まで楽しめるこの映画、おすすめです!
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↓ 続きはネタバレ有り感想&レビュー
G T O *2
全身が「ロック」で出来たデューイと出会う「大人が求める良い子」を演じる子供達。左手にロックバスターが付いていないロックマンことデューイにとって、こんなにつまらない、ロックじゃない生き物はむずがゆい存在だったでしょう。
「この世界は権力者が仕切っているのだから諦めなさい」と小学生に説く、ロックの精神も失ったようなダメ偽教師デューイ。しかし音楽の授業を覗いて思い立つ。彼らにロックを教えよう、と。
生徒一人一人の個性を見抜き適材適所の役を与えるデューイは、生徒達の「良い子」の殻をバリバリと破っていく Great Teacherな おじさん でした。
ダイブ
初めのダイブは、観客は受け止めてくれなかった。観客はロックを理解できないのではなく、エゴでラッピングされたロックを受け取る気がなかったのです。
しかしバンド・バトルの最後、ダイブは成功します。バンドメンバーと心を一つにしたからこそ観客にデューイのロックが伝わったのでしょう。
‘最後’までロック
エンドロールでも暴れているデューイ。これがロックの精神か! 最後まで観客を楽しませようというエンターテイメント精神と「エンドロールをそのまま流すかよ!」というロックスピリットが合わさって出来上がった『スクール・オブ・ロック』、とても好きな映画です。
*1:Black Sabbath ロックバンド ブラック・サバス - Wikipedia