『アナと雪の女王』 ナーナーナ 変やーな 蟻や花ハー♪
ナー 変やー 変やー 悩むーわ!
ナーナー 変やー 無はなー。。。
ガーメント「悩まなくても良いよ! 無には『無』すら無いから!!」 *1
個人的満足度:72/100点
あたしゃサントラ聞きまくりですゾ!
あらすじ
愛じゃよ。
もう見たという人の方が多いかもしれない『アナと雪の女王』。でもおすすめしちゃおう。そうしよう。じゃあいつおすすめするの? 逆に今でしょ! 今でしょを使うタイミングも逆に今でしょ! もう飽きた次の段階に入って一周回ったでしょ!
ネタバレ無しおすすめポイント
①見れば見るほど
歌については触れません。あえてね。ストーリーどうのこうのが巷で話題になってましたね! 「歌はいいけど話が・・・」的なものからだんだんと「これ話面白いやん? 素敵やん?」的なレビューやら話が出てきた印象があります。
イエス! 評価が分かれる映画! フー! イエーイ! ちょっともう、どういうテンションでこのブログ書いていたのか分からない!
とにかく、見れば見るほど歌やセリフの味わいが増してくるスルメ映画だと僕は思います。
②オラフ
初めてCMで見た時、なんて可愛くないキャラクターなんだ! と戦慄を覚えたこの変態雪だるまことオラフ(変態では無い)。映画を見終わった後はあら不思議、ぎゅーっと抱きしめたくなる可愛さ。
③愛じゃよ
ダンブルドア先生にお越しいただくしかないほど、この映画のテーマは「愛」で出来ています。関係無いですけど、もうこれから先、愛をテーマとした映画をおすすめする時にはあらすじに「愛じゃよ」しか書かないのでは? と思うくらいこのハリポタのシーンとセリフ好きなんです。ああもうUSJ行きたい。
とりあえず、『アナと雪の女王』をおすすめするブログなどで恐らく最も遅いおすすめ記事を書いてみました。
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↓ 続きはネタバレ有り感想&レビュー
サンドウィッチ構造
曲
始まった時に流れる「ナーナーナ変やーな」(原題:Vuelie 邦題は無いと思われます。サントラでは分からない)は物語最後にも流れます。
そして氷売り達が歌う「氷の心」ではこれからの物語の核を説明しています。
「氷の持つ力 魔法の力 とても強くて 誰にも支配できないぞ」
「切りだせ 掘りだせ 氷の心」
「生まれてはじめて」は後半のリプライズ版となって登場し、「Let It Go」は劇中歌として歌われた後にはエンディングで歌詞と歌手は変わって再び歌われます。
歌詞、セリフのカブりにガブリ
字幕版で英語を聞く方が、歌詞のかぶる部分は分かりやすいです。「For The First Time In Forever(生まれてはじめて)」と「Let It Go」は英語では[Don't let them in~]のくだりがカブるように作られています。吹き替え版では音数の関係と母音の決まりからどうしてもズレてしまいます。
吹き替え版もすごく良かったけどね! アナというか神田沙也加が好きになった。松たか子の力強い歌声もファンタスティック! フォー!
オラフ
小さい頃のアナは「お空も起きてるし、私も起きてる」と言います。その後、アナ一行と出会ったオラフはトナカイのスヴェンに「お空が起きてるよ」と言います。
オラフはエルサが無意識のうちに魔法で作った命を持った雪だるまです。推測ですが、エルサにとって印象的だったアナのセリフがオラフにも移ったのかと思います。
歌詞やセリフがカブることはその時々の人物達の心情を考えてもらう効果と、早いテンポで進むストーリーに厚さを持たせます。
雪だるま
序盤の「雪だるまつくろう」はアナにとって切り札となるセリフです。これなら「嫌だもう寝る」と言っているエルサもノッてくれる魔法の言葉なのです。しかし、事件の後、エルサにとって「雪だるま」という言葉はトラウマそのものです。
中盤、誰にも迷惑をかけず、一人で雪山に暮らそうと決意するエルサは無意識に雪だるまのオラフを作ります。アナとの一番楽しい思い出が詰まっているのも「雪だるまを作ること」だからでしょう。
二人で遊んでいる時の「ぎゅーっと抱きしめて」という言葉をオラフが発するのも、「お空も起きてるし、私も起きてる」という楽しさを予感させる言葉がオラフに移ったのも、エルサの「良い思い出」を元にしています。
オラフは愛を知っている
オラフは真実の愛とは何かということも理解しています。エルサが魔法をコントロール出来ている場面は「子供時代、アナを楽しませている時」「人々の為に雪山で暮らすことを決めた時」「真実の愛を知った後」の三つの場面です。
「愛とは、自分より相手のために想うこと」
終盤、アナはクリストフに向かって走れば助かる、と考えられる場面、自分が助かる道よりもエルサを助ける道に向かって走ります。アナは優しさを持ちながらも自分勝手な人物でした。エルサを思う心が、アナに「真実の愛」を教えたのです。
*1:漫画『CLOTH ROAD』より。世界観の作り込みがすごすぎる漫画